ガラス向けアプリケーション

ガラスは自動車向けや建築向けを始め、様々な場面で使われています。吸着跡の問題や、高温環境への耐性、鋭いエッジに触れた時の耐裂性等、ガラス生産の特性上多くの課題があります。シュマルツでは、各生産工程の条件に適した製品をご提案します。

液体やパウダー付きの板ガラスも強力に保持

液体やパウダー付き板ガラスも吸着可能
液体やパウダー付き板ガラスも吸着可能

真空パッド SGFシリーズは、板ガラスの搬送用に開発された真空パッドです。吸着面に溝があり、洗浄用の液体や、積層時のスペーサーとして使用されるパウダーが塗布されている板ガラスに対し、強力に保持する事が可能です。大型の板ガラスをたまわせずに吸着・搬送するために、アルミプレートを内蔵し、Φ125mm~Φ400mmの4サイズをラインアップしています。

真空パッドSAXMシリーズも吸着面に溝を持ち、液体やパウダー付きの板ガラスを吸着した際の横滑りを防止します。SAXMシリーズはニトリルゴムの約3倍の耐摩耗性を持つエラストドゥール製のため、ガラスのエッジにも強い長寿命のパッドです。

板ガラス向け真空パッド SGF

溝付きエラストドゥールパッド SAXM

ガラス表面のダメージや吸着跡を軽減

パッドカバーやマークレス材質のパッドで吸着跡を軽減
パッドカバーやマークレスパッドで吸着跡を軽減

板ガラスの吸着搬送では、吸着跡を残さない事、ダメージを軽減する事が重要です。シュマルツでは、吸盤用のカバーや、マークレスゴムで造られている吸盤をご用意しています。

マークレスゴム製パッドHT1シリーズは、吸着跡の要因となるシリコンを含まず、極力吸着跡を抑えます。

またHT1材は短時間時170℃(長時間時140℃)、まで高温耐性を有します。更に高温耐性に特化したHT2シリーズでは、短時間時350℃(長時間時200℃)のワークの吸着が可能です。最大で600℃の耐性を持つ耐高温真空パッドもラインアップしています。

吸着パッドカバー SU

マークレス真空パッド HT1シリーズ

耐高温・ホットフォーミング向け真空パッド HT2シリーズ

600℃耐温真空パッド SPL-HT

異物混入を防止し、薄板ガラスの搬送を実現

薄板ガラス向けグリッパー STGG
薄板ガラス向けグリッパー STGG

スマートフォンやタブレット等の液晶ディスプレイに使われるガラスは、より小さく繊細です。

ディスプレイガラス向けに開発されたスペシャルグリッパー STGGは、局所的に吸着するのではなく、多孔プレートによって「面」で吸着するグリッパーです。全面で吸着するため、低い真空圧でも吸い付ける事が可能です。プレートにはPEEK樹脂を採用し、吸着跡を残しにくくするとともに、ガラス表面へのコンタミネーションを防止します。

真空発生器も内蔵しているため、別途真空発生器を用意する必要がありません。

ディスプレイガラス向けグリッパー STGG

スクリーン印刷後のガラスや曲面を持つガラスの吸着

スクリーン印刷後のガラスや曲面を持つガラスの吸着
スクリーン印刷後や曲面を持つガラスの吸着

耐久性やデザイン性を付加するためにシルクスクリーン印刷を施したガラスは、印刷面に配慮しながら吸着を行う必要があります。吸着面にスポンジを使用した真空グリッパー FXP/FMPシリーズは、吸着時に接触面積が広がらないため、印刷面へのダメージを軽減します。吸着面積が大きいため、1つのグリッパーで大型のワークを保持でき、ワークへの局所的なストレスを抑えます。また、ガラスの曲面にも追従する事が可能です。

大面積真空グリッパー FXP/FMP

研磨やカット時の固定に最適なクランプカップ

ガラスの研磨や加工時の固定用クランプカップ
ガラスの研磨や加工時の固定用クランプカップ

切り出しや研磨の工程では、ガラスがずれないよう確実なクランプが必要です。真空クランプシステムは、底面を真空吸着によって保持するため、局所的に強いストレスを与えずに固定する事ができます。真空クランプシステムでは、いくつかの真空クランプカップを組合わせる事ができ、ワークのサイズ・形状に合ったクランプが可能です。特に真空クランプカップ ISCUP-Gシリーズは、油や水分等の液体に強いクランプカップです。真空クランプカップは、交換が容易なため、保持する形状が変更になった場合にも最適な固定システムを迅速に構築する事が可能です。

真空クランプカップ ISCUP-G

ガラス加工向け真空クランプシステム