ホットスタンプとは?

ホットスタンプ材は鉄を高温で柔らかくした後、プレス機に投入して成形、瞬時に冷却して形状を固定する工法です。この工法により通常の製法に比べ約5倍の強度が得られます。また板の厚みを薄くしても通常の鋼板と強度は変わらず、より軽い部品を作ることができます。メリットの多い製法ですが加熱・冷却の工程で必要な設備や時間から、その生産性はあまり高くありません。しかしながらホットスタンプ材は車体の軽量化かつ強度の高い車生産を目指す自動車メーカーで採用されています。
ホットスタンプ工程の大まかな工程は下記イラストの①~④です。特にシュマルツでは鋼板を加熱機への搬送する工程(①)・成型後の鋼板部品(200℃~250℃)積層工程(④)に適した製品開発に取り組んでいます。

①真空パッドなどでスタックされた鋼板を加熱炉に搬送します。

②加熱炉にて鋼板を高温(900℃程度)にします。

③プレス機にて成形します。

④出来上がった部品(200℃~250℃程度)を積層します。

① 鋼板の搬送

鋼板向け真空パッド+高耐久エジェクタ(X-Pump)
鋼板向け真空パッド+高耐久エジェクタ(X-Pump)

スタックされた鋼板を加熱機に搬送する際、鋼板には油膜がついていることがあります。シュマルツでは自動車業界向けに開発された耐油・耐摩耗性に優れたパッドをラインナップしています。パッドの吸着面に溝が入った特殊デザインのパッドやブレーキフット付属でワークとの接地面積が高いパッドなど多様な種類の鋼板対応パッドを取り揃えています。また耐塵・耐久性に優れたコンパクトエジェクタもご参照ください。

鉄板向け溝付き真空パッドSA

多機能コンパクトエジェクタ(高耐久) X-Pump

 

 

④ ホットスタンプ対応耐高温真空パッド

ホットスタンプに最適な耐高温ゴム(HT2)
ホットスタンプに最適な耐高温ゴム(HT2)
耐高温平形パッド(SAF-HT2)
耐高温平形パッド(SAF-HT2)

加熱機を通過した鋼板は900℃程度まで加熱され、それをメカチャックなどでプレス機に投入します。その後成型された鉄材の温度は200℃~250℃程度です。
シュマルツではプレス後の200℃~250℃程度の高温ワークに対応した、形状や搬送条件に合ったパッドをラインナップしています。耐高温パッドについては下記をご参照ください。

予熱工程(②)を通過した鋼板は900℃程度まで加熱され、その後メカチャックなどでプレス機に投入します(③)。
成型された鉄材の温度は200℃~250℃程度まで下がり、プレス機から取り出されます(④)。
シュマルツではプレス後工程(④)に対応した耐高温パッド(HT2)をラインナップしています。短時間であれば最大350℃に対応し、高温ホットスタンプの搬送工程に最適です。

メカクランプ式 vs 耐高真空パッド
メカクランプ式のハンドと比べ、吸着パッド搬送が優れている点として下記が挙げられます。
・ハンドの軽量化が可能
・ハンドのコストがメカクランプ式に比べ安価
・クランプのための余分なスペース不要。またプレス後の様々な部品の形状に対応可能

耐高温真空パッド

耐高温シリーズ一覧

耐高温平形パッド SAF-HT2
耐高温平形パッド SAF-HT2
耐高温ベローズパッド SAB-HT2
耐高温ベローズパッド SAB-HT2
耐高温長円パッド SAOF-HT2
耐高温長円パッド SAOF-HT2
耐高温長円ベローズパッド SAOB-HT2
耐高温長円ベローズパッド SAOB-HT2
耐高温角向けパッド SAOK-HT2
耐高温角向けパッド SAOK-HT2
耐高温マグネットグリッパー SGM-HP-HT
耐高温マグネットグリッパー SGM-HP-HT