シュマルツの111年: かみそり刃からロボットハンドへ
1910年創業: グラッテン (ブラックフォレスト北部) にヨハネス・シュマルツのかみそり刃工場を設立。
シュマルツでは、創立 111周年を記念して、Instagram (@schmalz_de) や各種SNSにて設立からこれまでの歴史を写真とともに振り返る記念投稿を行っています。創業者の孫であり、現在のシュマルツ代表であるクルト・シュマルツは次のように述べています。「創業日は1910年11月10日、そのわずか数日後に、最初のかみそり刃がシュトゥットガルトとフランクフルトに届けられました。」「そして111年後の今日、私たちはロボットグリッパーシステムやソフトウェア、真空技術、搬送ソリューションを開発しているのです。」
最初の製品は、グラッテンで製造された、広く知られている「グラッティス」というかみそり刃でした。50年代に入ると、製品ラインアップは一変します。かみそりに続いて、荷物や郵便物を運ぶ台車や、飛行機用階段など、搬送機器を初めとする新しいビジネスの領域を開発したのです。1984年、クルト・シュマルツが会社の経営を引き継ぐと、真空技術に注力するようになりました。当時、すでに真空部品は市場に出回っていましたが、とある工務店からの旋回式保持具の依頼をきっかけに、シュマルツは「真空による保持・搬送」の原理をさらに発展させることになったのです。
今日、シュマルツの真空技術を前進させているのは、人口動態の変化に伴う自動化やデジタル化といったトピックです。シュマルツでは、資源の最適な管理や省エネ製品の開発など、あらゆる場面で常に「持続可能性」に軸を置いています。例えば、人間工学に基づいた搬送アシスト装置をモバイル化し、純粋なハードウェアレベルから脱しました。また、真空技術へのノウハウをソフトウェアソリューションに注ぎ込み、デジタルデバイスを開発するとともにデジタルツインによる管理制御の実現を目指しています。クルト・シュマルツはこのように話しています。「私たちは市場のトレンドを追うだけでなく、新たなトレンドを作っています。」
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