軽量・小型のターミナル式エジェクタ SCTMi
選択された仕様により、最大16個の独立した真空回路を個別に制御することができます。
ターミナル式エジェクタ SCTMiは、小型・軽量デザインの真空発生器です。シュマルツはこれを改善し、さらに小型・軽量化しました。質量は従来品の約3分の1、サイズは約半分になり、さらに設置場所を選ばずにご使用いただけます。ロボットハンド上やロボットのアームに設置しての使用に最適です。真空到達時間が短く、エネルギー消費が少ないため、さまざまなアプリケーションで活用いただけます。
SCTMiは、最大16個の真空エジェクタを1ユニットとして構成でき、コントローラから個別に制御が可能です。使用しないポートはプラグで遮断されます。この拡張性により、エジェクタスライスの交換や追加が数分で行えるため、要件が変化しても柔軟に対応できます。電気接続口と圧縮エア接続口はそれぞれ1か所にまとめられているため、これまでは真空発生器1台ずつに必要だった接続の手間を短縮でき、セットアップ工数の削減が可能です。SCTMiはNFC通信に対応しているため、Schmalz ControlRoomアプリを使用して簡単に取扱説明書の閲覧やエラー表示の詳しい説明を確認することができます。
このユニットには、コンパクトエジェクタ SCPMをベースにしたエジェクタスライスが使用されています。ノズルサイズは0.3~1.2 mmからお選びいただけます。高い吸込量により素早く真空到達が可能なため、短いサイクルタイムが求められるアプリケーションでの使用に適しています。
ターミナル式エジェクタ SCTMiは、2023年末にIO-Link通信インターフェースを利用可能になります。2024年前半には、イーサネット付き、および真空ポンプなどの外部真空を使用したアプリケーション向けユニットをリリース予定です。
プレスリリースに関するお問い合わせ
プレスリリースに関するご質問・ご意見はこちらにお送りください。広報担当者よりご回答いたします。