ワークに合わせて自由に設計可能な真空バランサーの新グリッパー
この度、産業ロボット用搬送ハンドとして実績のあるシュマルツのモジュール式ツーリングシステム「SXT」は、新開発の接続部品と組み合わせることで手動搬送用の真空バランサー「ジャンボ」に取り付けて使用することが可能になりました。SXTは組み換えや調整が容易であり、多彩なパーツを組み合わせることで、ワークに合わせたグリッパーを自由に設計可能です。
湾曲したワークにも対応:ツーリングシステムSXTは、手動搬送システム用にワークに最適なグリッパーを自由に設計します。
複雑な形状のワークは、自動化された生産ラインだけで扱われているわけではありません。作業者が手作業で強く湾曲したワークなどを扱わなければならない場合もあります。従来、真空バランサー「ジャンボ」のアタッチメントには、そういったワークに最適な標準のソリューションはなく、特別にグリッパーを一から設計する必要がありました。自動化用の真空式ロボットハンドとして試行錯誤の末に開発されたSXTは、現在、真空バランサー「ジャンボ」の標準グリッパーとして複雑な形状のアプリケーションに対応可能なソリューションになりました。非常に軽量でモジュール化された SXTのパーツによって、作業者は真空バランサー「ジャンボ」で作業する際、負荷なく快適に荷物を移動できるようになります。
シュマルツは、SXTが真空バランサー「ジャンボフレックス」や真空バランサー「ジャンボエルゴ」と組み合わせられるように、新しい接続部品を開発しました。SXTの耐荷重は、使用する真空バランサーの可搬重量によって決定されます。シュマルツの横浜本社では、アプリケーションに最適なグリッパーを設計するために、お客様のワークを借用してグリッパーの組み立てを行います。これにより、安全で機能的に信頼性の高いグリッパーが完成します。ツーリングシステムSXTは、ジャンボシリーズの一部のモデルですぐに利用できます。
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