Schmalz

ワークを適切に固定することで生産性を向上

CNC加工機を使用した木材加工において、加工精度を高めるためには材料を正確に固定することが重要です。シュマルツでは、各加工機メーカーのコンソールに対応した真空クランプブロックをラインアップしています。Biesse社の加工機を使用しているHolzmanufaktur Dittus社は、シュマルツの製品を6年間使用しており、コストやスペアパーツの入手性を高く評価しています。

シュマルツは、Biesse社製クランプブロックと互換が可能な真空ブロック VCBL-Bをラインアップしています。

木材は非常に優れた材料です。種類が豊富で見た目も美しいだけでなく、加工が容易で、さらに生分解性も備えています 。CO2を吸収し地球温暖化の防止にも貢献する再生可能な材料として、現在注目されています。ヴュルテンベルク州アンマーブーフにあるHolzmanufaktur Dittus社は、家具や建材メーカーとして、111年もの間、様々な種類の木材の加工を行っています。従業員10名を抱えるこの会社は、小売店や医療施設が主な顧客で、調理台やキッチンの前板など表面が重要な部分に適切な仕上げを施し、キャビネットやテーブルを製造します。無垢材だけでなく、MDFボード、プレスボード、複層シートも使用しています。

何か問題があると、シュマルツの担当者がいつも迅速かつ簡単に対応してくれました。また、スペアパーツの納期が短く、コストパフォーマンスが高いことも、私たちにとっては大きな魅力です。
∼ Holzmanufaktur Dittus社 オペレーションマネージャー、Ralf Gutekunst氏

Holzmanufaktur Dittus社はBiesse社製のCNC加工機「Rover C6」を使用しています。イタリアの加工機メーカーであるBiesse社は、建材業界や大規模な木工産業向けの機械一式の企画、製造、販売を行っています。「Roverシリーズ」を使用することで、どんなデザイン、サイズ、厚さの家具や窓・ドア用部品も簡単に製作することができます。真空クランプシステムがワークを所定の位置に固定し、ワークユニットは垂直軸と水平軸で360度連続的にワークを回転可能なため、複雑なデザインの加工にも対応することができます。

最適化の可能性を探る

「Roverには満足していますが、クランプシステムには問題がありました」 Holzmanufaktur Dittus社のオペレーションマネージャーであるRalf Gutekunst氏は、Biesse社製の真空クランプブロックはゴム製シーリングがスロットに収まっていることが問題だと話します。この接合部が破損した場合、シーリングを交換するだけでは修理しきれないことが多くありました。「そうなると、真空クランプブロック全体を交換せざるを得ませんでした。これは高いコストにつながり、持続可能な方法ではありません」。さらにもう1つの問題として、サポート部が硬質プラスチック製で、繊細なワークの表面を傷つける可能性がありました。

スペアパーツの調達も困難でした。「製造元からの納期は、特に夏場は長すぎました。新しい真空クランプブロックを買うのに、3週間から4週間待たされることがよくありました。納品がいつも確実とは限らないので、さらに長く待たされることもありました」と、Gutekunst氏は振り返ります。つまり、プロセスに対する信頼性がほとんどなくなっていたのです。

これを受け、シュマルツは互換品として真空クランプブロック VCBL-Cを紹介しました。VCBL-Cであれば、吸着プレート部が摩耗したり損傷しても、ブロック全体の交換は必要ありません。 ほんの数ステップで吸着プレート部のみを取り換えることができます。吸着プレート部は柔らかなゴム製のため、ワーク表面への負荷も軽減します。交換時にブロックを動かさずに済むため、メンテナンス後も速やかに加工を再開することができます。

素晴らしい組み合わせ

シュマルツは、Biesse社製コンソールテーブル専用の真空クランプシステムとして真空クランプブロック VCBL-Bを開発しました。この真空ブロックはBiesse社製の真空クランプブロックとの互換性があるため、混在して使用することも可能です。アダプタリングを使用して真空ブロックを15度刻みで取り付けることができ、吸着面積を要件に応じて調整することが可能です。これにより柔軟性・容易性が増し、セットアップ時間が短縮されます。コンソールへの固定は磁力と真空の両方で行われ、安全な固定が可能です。内蔵されたタッチバルブは、ワークが載っているクランプブロックだけを作動させ、使用していないブロックからの真空エアの漏れを防ぎます。そのため、必要のない真空クランプブロックもマシンテーブル上に残すことができます。また、タッチバルブが破損した場合でも、クランプブロック全体を交換することなく、簡単に交換することができます。

真空クランプブロックのメインボディは頑丈なプラスチック製です。シュマルツは、木材加工用にシーリングエッジと摩擦面を特別に設計しました。吸着パッドは水平方向の力に対する高い保持力をもち、3軸機および4軸機向けとして高さ29 mmと48 mm、5軸機向けとして高さ74 mmのタイプをラインアップしています。高さの寸法精度は0.06 mmです。これにより、製品加工に必要な精度を確保します。吸着面積と使用高さはBiesse社製の真空パッドの寸法に対応しています。VCBL-Bタイプの干渉輪郭は純正品とほぼ同じです。つまり、加工機のオペレーターは既存のCAMソフトウェアを継続して使用することができます。

Holzmanufaktur Dittus社は、6年前からシュマルツの真空クランプブロック VCBL-Bを使用しています。オペレーションマネージャーは「非常に満足しています」と言い、特に社内サービスを高く評価しています。「問題が発生すると、シュマルツの担当者はいつも迅速かつ適切に対応してくれました。また、スペアパーツの納期が短く、コストパフォーマンスが高いことも、私たちにとっては大きな魅力です」。

Holzmanufaktur Dittus社は真空クランプブロック VCBL-Bを6年間使用しており、非常に満足しています

シュマルツはイタリアの加工機メーカー Biesse社製加工機に対応したクランプ機器を幅広く提供しています

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