真空クランプブロック VCBL-B-HD / VCBL-S6-HD: Biesse・SCM製コンソールに対応

シュマルツは、Biesse製およびSCM Morbidelli製のコンソールテーブルに取付可能な新しい真空クランプブロックを開発いたしました。真空クランプブロック VCBL-B-HD / VCBL-S6-HDは、アルミ製のクランプブロックです。耐久性に優れ、薄いワークから重く荒い表面の木材まで様々なワークに対応します。

クランプブロックは取付用パーツにネジ止めすることができ、加工時の安定性向上に寄与します。構造を最適化しているため、優れた保持力により表面が荒い無垢材や積層板などを安定して固定するだけでなく、水平方向の力がかかった場合にも位置ずれを抑え、加工精度の向上に貢献します。

吸着面にはタッチバルブが付属しており、使用していない真空クランプブロックからの真空エアのリークを抑制するため、ワークを変えるごとにブロックを交換したり移動させる必要がありません。このため、セットアップ時間を短縮できます。吸着部の方向を回転できるため、様々な形状にも柔軟に対応が可能です。追従性に優れたシーリングは、粗い表面であってもしっかりと固定ができます。摩耗時にはシーリング部分のみを交換可能なため、手間だけでなくコストも抑えることが可能です。

Biesse用真空クランプブロック VCBL-B-HDは高さ48 mmと74 mmの2タイプ、SCM Morbidelli用真空クランプブロック VCBL-S6-HDは高さは7 5mmと110 mmの2タイプをラインアップしています。適切なアクセサリを使用することで、自動位置決め機能付き Flexmatic マシンテーブルや位置検出機能付き Start-Pilot にも使用できます。

さらに、VCBL-B-HD / VCBL-S6-HDは本体にNFCタグを内蔵しています。これにより、スマートフォンなどの対応機器を使用するだけで製品の仕様の確認や技術情報へのアクセスが可能です。寸法や製品コード、シリアルコードなども確認できるため、メンテナンス時や保守部品の手配も素早く行うことができます。