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協働ロボットに関するよくある質問

このページでは、協働ロボットや真空吸着搬送について、よくある質問にお答えします。さらに詳しい情報や、具体的なお問い合わせについては弊社まで直接ご連絡ください。

協働ロボットについて

協働ロボット (コボット) とは何ですか?

協働ロボット (コボット) は、人間と同じスペースで協働作業を行えるように設計された産業用ロボットです。人との接触を感知したらすぐに止まる、など安全に配慮された設計がされています。また、協働ロボットは非常に軽量でコンパクトであるため、設置や配置変更にも柔軟に対応します。

アプリケーションによっては、防護柵やその他の安全センサー無しで使用することも可能です。人の隣で共に作業を行うことができるため、従来の産業用ロボットでは導入が難しかったプロセスにも対応し、生産性の向上を実現することができます。

協働ロボットはどのようなアプリケーションに適していますか?

協働ロボットは、単調な作業や繰り返し作業など、作業者がストレスや不快感を感じたり、危険性を伴う可能性のある、短いサイクルタイムで実施できる作業に適しています。

また、作業者がロボットの作業エリア内にいなければならない場合や、頻繁に配置変更がある場合やワークに合わせて素早く教示が必要なプロセスにも適しています。

協働ロボットや真空発生器を制御するためには、どの程度専門的な知識や経験が必要ですか?

協働ロボットの立ち上げを行うためには、ロボットのプログラミングや、使用環境における自動搬送システムの設計・実行に関する基本的な知識があれば十分です。プログラミングの特に専門的な知識や、自動化システムの包括的なノウハウは必須ではありません。

ロボットシステムの連続運転のために協働ロボットを使用する際には、プロセスにおける制約、安全基準、法規制も遵守する必要があります。これには、各システムの包括的なリスクアセスメントが含まれます。シュマルツでは協働ロボットの安全上の規格である「ISO/TS 15066」に準拠した真空発生器やグリッパーをラインアップしており、潜在的な危険を最小限に抑えることができます。

真空吸着式ロボットハンドと選定について

協働ロボット向けのロボットハンドはどのように構成されていますか?

ロボットハンドはいくつかの機器で構成されており、使用するアプリケーションに合わせて個別に設計されることがほとんどです。シュマルツでは、例えば真空発生器や真空パッドを提供しています。ロボットハンドを構成する上で重要な機器のひとつが真空発生器です。真空システムを用いたロボットハンドを使用する場合、ワークを搬送するために必要な真空の生成を行います。

実際の把持は、真空パッドや吸着スポンジなどを介して行われます。吸着面は搬送するワークに合わせて選定されますが、柔軟性がありワーク表面への追従性に優れた材質が使用されることが多くあります。真空発生器と真空パッドでロボットハンドの基礎的な部分を構築し、さらにバルブ、センサーなどの制御機器を追加することで、コントローラからハンド全体を制御・管理することができます。最後に、接続部品により、ハンドとロボットを簡単かつ迅速に接続することができます。

アプリケーションに適したロボットハンドを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?

シュマルツは、幅広いアプリケーションに対応するために、汎用的なロボットハンドから個別の真空機器まで、幅広く提供しています。選定にお悩みの際には、ぜひシュマルツにご相談ください。シュマルツの選定ガイドや経験豊富なスタッフが、お客様のシステムの選定をお手伝いします。

シュマルツの営業スタッフは、お客様の要件に合った真空システムの構成や、使用するロボットに合わせたロボットセットの選定をサポートします。長年の経験と世界規模で培ったノウハウを生かし、お客様と一緒に最適なソリューションをお探しします。

ワークの最大重量はどのくらいですか?

搬送できるワークの最大重量は、ロボットやロボットハンドの仕様、使用環境や搬送時の加速度によって異なります。また、同じハンドを使用していたとしても搬送するワークの性質や特性によって異なるため、一概には言うことができません。シュマルツは、個々のアプリケーションに応じた真空システムの選定をサポートしているほか、汎用的なロボットハンドを提供しています。シュマルツの協働ロボット向けグリッパーは、最大35 kgのワークを扱うことができます。グリッパーやロボットセットについてより詳しい紹介を希望される場合は、弊社までお問い合わせください。

製品同士に互換性はありますか?

シュマルツでは、互換性のあるモジュール式システムを採用しています。一部の製品については製品同士を組み合わせたり、手間なく交換することが可能です。ご不明な点がございましたら、是非お気軽に弊社までご連絡ください。

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ロボットハンドのセットアップ・操作について

ロボットハンドのセットアップはどのように行いますか?

シュマルツは、各社協働ロボットに対応したロボセットを提供しています。このセットには、グリッパーをロボットに取り付けるために必要なフランジや電気接続ケーブルなどが含まれています。また、ロボットの種類に応じて、プラグ&プレイに対応したソフトウェアモジュールも付属します。個別でシュマルツの真空機器を追加することで、真空システムをさらに拡張することも可能です。

機器の設定は、製品本体のボタンを使用した手動での操作に加え、NFC (近距離無線通信) を使用して行うこともできます。スマートフォンなどのNFC対応端末を使用し、デバイス管理用アプリ「Schmalz ControlRoom」からパラメータの設定や取扱説明書の確認、エラーメッセージの取得などが可能です。

IO-Linkなどのネットワーク通信に対応した製品も提供しております。ネットワーク通信を使用することで、ロボットコントローラーを介してハンドの設定や制御を行うことが可能です。

ハンドのセットアップ後、協働ロボットに動作をプログラミングまたはダイレクトティーチングを行うことで、ロボットが行う作業を教示します。ダイレクトティーチングの場合、1時間ほどでロボットの稼働準備を完了できる場合もあります。

ロボットハンドを取り付ける際に注意することはありますか?

ロボットへ取り付ける際には、ロボットハンドがロボットに正しい向きや締め付けで正確に取り付けられるよう注意する必要があります。このために、シュマルツでは取扱説明書に加えて一部製品に「クイックスタートガイド」を同梱しています。それらの説明書は、シュマルツウェブサイトからもダウンロードすることが可能です。

NFC機能を使用するために必要なアプリやソフトウェアはありますか?

NFC機能を活用するために、シュマルツではスマートフォンユーザー向けのデバイス管理用アプリ「Schmalz ControlRoom」をご用意しています。このアプリはGoogle Play StoreまたはApp store®からダウンロードが可能です。シュマルツデバイスからのデータ出力やメッセージの読み取り、各種パラメータ設定に使用できます。※アプリ経由でのパラメータ設定にはアプリ内の追加購入が必要です。

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