人に優しいCNC加工機への材料投入を実現する真空バランサー「ジャンボエルゴ」

こちらの加工機では、レーザーで金属板を切断しています。ここでは年間約4万トンの金属板が加工されていて、以前は加工機への材料投入を2人の従業員が手作業で行っていました。従業員の身体的負担を軽減するため、こちらの会社はシュマルツの真空バランサーを導入することを決めました。 

真空バランサー「ジャンボエルゴ」は、加工機への材料投入に必要な要件を満たしています。こちらの「ジャンボエルゴ」は、110 kgの荷重に対応できるように設計されています。2連式のエリアグリッパーを装備しており、部分的な吸着や隙間のあるワークでも安全な搬送が可能です。また、スロットルバルブを内蔵しているため、吸着していない部分のエア漏れを最小限に抑えることができます。「ジャンボエルゴ」は、大気開放ユニットを備えていて、ワークの迅速なリリースが可能です。ワークの昇降は真空の力だけで行うことができ、真空発生器のオン/オフは、真空バランサーの無線リモコンで操作できます。真空バランサーを使用しない時間は真空発生器を停止させることができるため、エネルギーコストを大幅に削減することができます。（※日本国内では無線機能の使用ができません。） 

こちらのジブクレーンは、最大110 kgまでの荷重に対応し、ジブの長さは4,500 mmです。270°の旋回角度により、より広い作業エリアを確保いたします。移動式ベースプレートを使用すれば、フォークリフトでクレーンを別の場所に移動させることも可能です。 

この手動搬送システムは、人に優しく効率的な荷役作業を可能にし、従業員の身体的負担を持続的に軽減することができます。