卵のパレタイジング工程における作業負荷を軽減するという目標は、確実に達成されました。真空バランサーを使用した結果は、非常に良好です。∼ Lüchinger + Schmid社、オペレーションマネージャーのDominik Gmür氏

シュマルツ真空リフトによる人間工学的パレタイジング
卵と卵製品の製造・販売でスイスをリードしているLüchinger + Schmid社は、卵の入ったコンテナボックスの手動搬送における改善ソリューションを模索していました。シュマルツは、人間工学的かつ効率的にコンテナボックスをパレットに積み込める真空バランサー「ジャンボフレックス」を用いたソリューションを提供し、これにより作業負担の軽減、効率化、そして従業員満足度の向上が実現しました。
サクセスストーリーの特徴
産業 | 食品製品 |
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ワークピース | 卵 |
製品グループ | 真空チューブリフター ジャンボフレックス |
ハンドリングの種類 | 手動搬送 |
シュマルツと
50
キログラム
楽な搬送
顧客: Lüchinger + Schmid社
Lüchinger + Schmid社は、卵、卵製品、チルド食品の分野でスイスを代表する貿易・製造会社です。フラウィルに本社を構え、100年以上にわたって業界に貢献してきました。同社はMicarnaグループの一員であり、MicarnaグループはM-Industry社(Migros社のプライベートブランド製造会社)に属しています。 Lüchinger + Schmid社には140名の従業員がおり、そのうち選別部門の12名が毎日30万個の放し飼い卵や有機卵を包装し、その日のうちに周辺の小売店へ配送しています。
課題
Lüchinger + Schmid社は、生産工程の最終段階である卵の搬送工程に改善の余地を見出しました。コンテナボックスや段ボールをパレットに積む作業は社員にとって特に肉体的負担が大きく、15~25 kgのコンテナを1.80 mの高さまで持ち上げる必要がありました。コンテナの数が増えるにつれて、この作業はますます過酷になり、体力の消耗が激しくなっていました。そのため、作業負荷を軽減し、安全で従業員に優しい職場環境を実現することが必要不可欠でした。 チューリッヒで開催されたEMPACK(スイスの包装産業における重要な見本市)において、Lüchinger + Schmid社はシュマルツの真空式の手動搬送ソリューションに関心を寄せました。
シュマルツのソリューション
シュマルツがLüchinger + Schmid社に提供したソリューションは、ブリッジクレーンを使って卵の入った段ボールをパレットに積む仕組みです。ガントリー型クレーンシステムには、特別に開発されたグリッパーを装備した真空バランサー「ジャンボフレックス」が取り付けられており、内蔵のクイックチェンジアダプターにより簡単にグリッパーを交換することができます。このシステムにより、卵を詰めたMigros社独自のコンテナボックスと段ボール箱の両方を同じ設備で搬送可能です。また、無線操作リモコンにより、システムのオン・オフを素早く切り替えられるため、エネルギーの節約にも寄与します。このカスタマイズされたソリューションは、作業負荷の軽減とパレタイジングプロセスの効率化を実現しました。

片手で操作できるため、もう片方の手は荷物のガイドと正確な位置決めに自由に使えます。

Lüchinger + Schmid社の製造拠点では、「ジャンボフレックス25」を使用することで、小型のコンテナボックスを楽に運搬することが可能です。