パレタイジング・デパレタイジング向け真空グリッパーシステム
- パレタイジング・デパレタイジング向け真空グリッパーシステム
ロボットなど設備側と接続するためのフランジからセンサ・端子台などのアクセサリ、吸着用の真空グリッパーまで一式が揃ったロボットハンドです。パーツの選定や設計、テスト、製作までを一貫してお任せいただけるため、設計工数や間接費を抑え、トータルコストの削減に寄与します。
一般的な段ボール箱だけでなく、ミシン目入りの段ボール箱など壊れやすいワークにも対応するモデルも選択いただけます。
特長
〇アウトソーシング
最適な真空グリッパーシステムの設計からテスト、製作までお任せいただけます。設計工数などの手間だけでなく、システム導入に伴い発生する間接費を抑え、トータルコストの削減にも寄与します。
〇短納期での設計・製作
パレタイジング・デパレタイジング向け真空グリッパーでは、グリッパーシステムを構成するパーツをモジュール化しています。アプリケーションに適した構成が可能なカスタマイズ製品としては短い納期でのご提供が可能です。
〇ミシン目対応
ミシン目入りの段ボール箱など壊れやすいワークの吸着搬送時には、側面に補助用の真空グリッパーを追加することができます。上面だけでなく側面から把持することによって、吸着搬送をサポートします。
構成例
ロボットフランジや真空グリッパーなどのモジュール化されたパーツを組み合わせ、シンプルな構成をはじめ、アプリケーションに応じて最適なロボットハンドをご用意します。
質量はパーツ構成によって異なり、約12 kg~45 kgです。
【構成例1】
・ロボット取付フランジ:なし(※)
・側面把持用グリッパー:なし
※ロボット取付用フランジは使用せず、ベースプレートを設備側に直付けします。側面把持用グリッパーを使用しない場合に選択できます。
【構成例2】
・ロボット取付フランジ:スプリング式
・側面把持用グリッパー:1台
【構成例3】
・ロボット取付フランジ:固定式
・側面把持用グリッパー:2台
構成パーツ
- ロボット取付用フランジ
【ロボット取付用フランジ】
ロボットなどの設備側に接続するためのフランジです。真空グリッパーシステムの一部として付随し、主なISOフランジに対応する取付穴(※)も開いているため、セットアップのコストや手間を軽減します。
アプリケーションに応じて、スプリングバッファの有無を選択することができます。
※P.C.D(標準仕様)は Ø80 mm、Ø100 mm、Ø125 mmです。
他のパターンをご希望の場合はお問い合わせください。
- ベースプレート
【ベースプレート】
I/O端子台やセンサなどの機器を設置するためのプレートです。
グリッパーの長さに応じて、3サイズをラインアップしています。
- 上面把持用グリッパー
【上面把持用グリッパー】
バルブシステムが組み込まれているため、ワークがグリッパー全面を覆わない場合にもエアのリークを抑制し、吸着状態を維持します。
吸着面はスポンジタイプと、たわみやすいワークなど、高さ補正やバッファとしての機能が求められるアプリケーションに適した真空パッドタイプをラインアップしています。
上面把持用グリッパー間の幅は手動で位置を調整することができます。
- 側面把持用グリッパー
【側面把持用グリッパー】
上面にミシン目の入った段ボール箱など、上面の把持だけではワークの破損が懸念される場合、ワークの側面を把持するための真空グリッパーを最大2台追加することができます。
側面把持用グリッパーは空圧式のスライド機構によって動き、ワークサイズに合った位置で側面から吸着し、搬送の安定性を高めます。
側面把持用グリッパーの水平位置と垂直位置は手動で調整することが可能です。
資料・チェックリストのご案内
構成パーツのバリエーションや、搬送対象となるミシン目入りの段ボール箱例などを掲載した専用のパンフレットをご用意しております。お気軽にお問合せください。
メールアドレス:schmalz@schmalz.co.jp
より迅速に個々のアプリケーションに最適なシステムを設計・ご提案するためのチェックリストもご用意しておりますので、ぜひご利用ください。
PDFに直接入力いただく事も可能です。PDFにご入力いただく場合、ご入力後PDFに名前を付けて保存してください。