【新製品】汎用真空グリッパー: エネルギー消費を抑えた汎用性の高い真空グリッパー
真空エリアグリッパーシステムFA-X / FA-Mは、様々なワークを正確かつ非常にエネルギー効率よく搬送します。
パレタイジング・デパレタイジング、ピッキング、ソーティングを自動的に行うには、様々なワークを安全かつ効率的に搬送する必要があります。木材・包装業界はもちろん、あらゆる製造現場における物流工程において、この多品種ワークへの対応は課題となっています。シュマルツは長年汎用真空グリッパーとして FXP / FMPをラインアップし、ご好評をいただいておりましたが、この度、モデルチェンジとして新たな真空グリッパー FA-X / FA-M をリリースいたしました。FA-X /FA-Mはフレキシブルで、エネルギー効率に優れたソリューションを提供いたします。FXP/FMPと同様に、木材や鋼板、ガラス、樹脂板など、様々なワーク搬送に対応が可能です。通気性のあるワークや不定形ワークにも対応いたします。周辺機器への干渉が少ないシンプルなデザインのため、ロボットとの組み合わせに最適です。また、エアセービング機能を搭載し、最小限のエア消費で最大効率の搬送プロセスを実現します。
持続可能なプロセスの実現に寄与する優れた機能
真空発生器一体型 (FA-X) と真空発生器外付け型 (FA-M) の2タイプをラインアップしています。吸着面はワークに合わせて真空パッドまたはスポンジから選択が可能です。ベーシックな仕様から、LED表示や省エネ機能、真空スイッチを搭載したインテリジェントタイプまで、お客様の要件に対応する仕様をラインアップしています。インテリジェントタイプでは、真空圧や制御状況をディスプレイに表示するだけでなく、IO-Link通信を用いて上位コントローラとのデータ授受も可能です。ユーザーは常に機器の状況を監視し、的確なタイミングでメンテナンスが可能になるため、ダウンタイムを削減し生産効率の向上に貢献します。
エネルギー消費の削減
真空圧に応じて作動するノズルの本数を減らすエアセービング機能により、最大で80%のエア消費量を削減します。ランニングコストの削減はもちろん、資源の節約にも貢献します。メンテナンスのために長時間機器を停止することは、生産効率の低下にもなります。そのため、シュマルツはシンプルなメンテナンスに重点を置きました。スポンジには独自の粘着シールを使用しており、簡単に取り外し・交換が可能です。また、エジェクタノズルへのアプローチ・分解洗浄が容易なため、日常的なメンテナンス工数も削減します。オプションとして、真空圧値に頼らない在荷センサを搭載することが可能です。これにより、プロセスの信頼性を向上し、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。
真空グリッパー FA-X/FA-M により、自動化されたプロセス、ランニングコストの削減、持続可能な生産プロセスの実現が可能です。既存のシステムへの統合にも柔軟に対応します。優れたメンテナンス性と高機能により、生産効率の向上に貢献します。
LEDディスプレイにより、真空圧やエア消費、制御状況などをモニタリング可能です。
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