ローラーコンベアからワークを一列ごとに取出しパレタイジングする真空グリッパー FMC

従来この工程では、10 kgのダンボール箱をローラーコンベアから従業員が手作業で持ち上げ、パレットに積んでいました。その結果、身体的な負担が大きく、サイクルタイムも長くなるため、工程の改善が求められていました。その解決策を提供したのがシュマルツの真空グリッパーです。

真空グリッパー FMCは、特にダンボール箱のパレタイジングに適しています。吸着面にはスポンジが用いられており、段ボールのサイズが異なる場合や置き位置が完全には決まっていない場合でも、素早く簡単に吸着・搬送することができます。このケースでは作業場の屋根が低いため、標準的なロボットを設置することができませんでした。そのため、グリッパーを横からワークに当ててピックアップするように改造し、投資コストを削減しました。シュマルツの真空グリッパーを使用することで、この工程は完全に自動化され、生産量は毎分25箱と大幅に増加しました。