様々な寸法のドア部材に対応する真空グリッパー FXC

ドアの製造工程では、まず材料がNCルーターにセットされます。ドアの寸法はさまざまで、窓のためのスペースなどの隙間がある場合もあります。真空グリッパー FXCは、このように形状やサイズの異なるワークを確実に、かつ簡単に把持することができます。

この真空グリッパーは、同一のシステムで異なるワークに対応することができます。フレーム幅がわずか80 mmのドア枠でも問題なく使用できます。吸着面のスポンジがグリッパーとワークの間のシーリング材として機能し、表面に多少の凹凸があっても吸着が可能です。バルブが内蔵されており、グリッパーがワークに当たっているかどうかに応じて個々の吸着セルを開閉するため、エアリークが生じるような隙間のあるワークにも対応します。

高効率の真空発生器が内蔵されており、小さいエネルギー消費で強力な保持力を実現します。市場にある従来のグリッパーシステムと比較して、消費するエネルギーを最大50％削減します。