様々なワークの一括搬送に最適なレイヤー搬送システム SPZ-M-C

シュマルツのレイヤー搬送システムは、レイヤー状に積まれた様々なワークのパレタイジングおよびデパレタイジング工程を自動化するために使用されています。

レイヤー搬送システム SPZ-M-Cは、必要な保持力を得るために、機械的なクランプによる補助とともに、上面の吸着に加えて全体を覆うような真空を発生させます。吸着部には真空パッドを用いて、ワーク上面の吸着を行います。吸着面に内蔵されたバルブがワークに当たらないパッドのエアリークを抑制するため、ワーク間に隙間のあるレイヤーパターンであっても吸着することができます。特許取得のグローバルバキュームチャンバーは、ワーク全体を外側から密閉します。これにより全体を覆うような真空を発生させ、搬送時の安全性をさらに高めます。機械的なクランプは保持力を増加させます。

その結果、このシステムは、たとえレイヤー内のワーク間に大きな隙間がある場合であっても、理想的な吸着搬送を実現します。異なる保持方法を高度に組み合わせることで、複雑なプロセスを自動化し、効率を高めることができます。