段ボール箱を負荷なく移載する真空バランサー「ジャンボエルゴ」

こちらの会社は、新しい生産拠点の建設に伴い、物流体制を再構築する必要がありました。3つのピッキングステーションで、最大40 kgの段ボール箱をローラーコンベアからパレットに移載しなければなりません。この工程を効率化し、作業者の負担を軽減するために、シュマルツの真空バランサーの導入を決めました。 

こちらの真空バランサー「ジャンボエルゴ」は、最大65 kgのワークを搬送可能です。真空バランサーの昇降は、バイクのスロットルに似たグリップタイプのハンドルで操作します。人に優しいデザインを持つ操作ハンドルは、段ボール箱をパレットに正確にのせることが可能です。こちらの真空バランサーには、ニトリルゴム製の真空パッドが2つ装着されており、搬送プロセス全体を通して確実な把持ができます。クランプレバーにより、真空パッドはワークの大きさに合わせて、長さ400 mmのクロスビームに沿って位置の調整が可能です。真空バランサーは、真空ブロワを使用して外部から真空を発生させます。付属のサイレンサーボックスにより、ブロワから発生するノイズを抑制することができます。真空バランサーを使用しないときは、収納ネットでリフティングユニットを縮めて収納することができます。真空バランサーは、シュマルツのジブクレーンを使って移動させます。こちらのアルミ製ジブクレーンは270°まで回転でき、ほとんど力をかけずにスムーズに移動することができます。