小型・高速・高機能なコンパクトバルブ LQE
コンパクトバルブ LQEは、素早い真空到達時間とワークリリースを実現します。
ピックアンドプレースの工程で最大限効率を高めるためには、優れた搬送システムが必要です。優れた搬送システムでは、真空到達とワークリリースの時間を可能な限り短くすることが求められます。シュマルツはこのニーズに応えるため、真空スイッチ一体型のコンパクトバルブ LQEc / LQEiを新たにラインアップしました。このコンパクトバルブを使うことで、集中型の真空システムの場合にもグリッパーの近くでプロセスの状態監視と制御を行うことができます。最後に指令された位置を保持するダブルソレノイドと逆止弁の追加により、停電時でも真空を保持し、プロセスの信頼性を確保します。
LQEは最大268 l/minの吸込量に対応するため、単一の回路だけでなく複数の真空回路の制御にも使用することができます。コンパクトポンプ GCPiのような電気式真空発生器と組み合わせることで、エアレスの完全電気式真空システムを実現できます。効率的に大気解放を行うため、ワークをリリースする際にも真空破壊のための圧縮エアは必要ありません。最適化されたエア流路により、プロセスの時間短縮および信頼性の向上に寄与します。バルブとスイッチが一体化されているため、固定・セットアップの工数も最小限で使用できます。
LQEiはSchmalz Connectシリーズの1つであり、真空システムのデジタル化に貢献します。IO-Link通信を介してプロセスデータとステータスデータを常時提供するため、ユーザーは真空システムを遠隔でリアルタイムに監視できるだけでなく、故障が発生する前の予兆がないかを確認し、対応することができます。
安全な搬送: 万一真空発生器が故障した場合、LQEが真空エアの漏れを抑え、ハンド内の真空を維持します。
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