真空発生器
真空発生器は、吸着搬送に必要となる真空圧 (真空エア) を発生させます。真空発生器には、圧縮エアを供給して真空圧を発生させる「空圧式」と、電源と接続することによって真空圧を発生させる「電気式」があります。空圧式の真空発生器はコンパクトで軽量なため、システムに直接組み込むことができ、短いサイクルタイムを実現します。 電気式の真空発生器は、圧縮エアが利用できない場合や、非常に高い吸込量が必要となるアプリケーションで使用されます。
空圧式真空発生器
- ベーシックエジェクタ
- コンパクトエジェクタ
電気式真空発生器
- 真空ポンプ
- 真空ブロワ
重要
すべての真空発生器の公称吸込量は、「l/min」または「m3/h」で示されます。この値は、周囲圧力 (大気圧) が 1,013 mbar (海抜ゼロメートル)、周囲温度 20°Cを基準としています。 したがって最大吸込量は、真空発生器が周囲の空気を吸引する流量 (ワーク未吸着時) を示しています。
画像1: ワーク未吸着時
画像2: ワーク吸着時
当社の選定ガイドには吸込量を示す図があり、適切な真空発生器を選定する際に注意すべき点について記載されています。

真空エジェクタ
真空エジェクタはベンチュリの原理に基づいて作動し、真空 (負圧) を生成します。シングル式エジェクタと多段式エジェクタ (マルチステージエジェクタ) に区別されます。

真空ユニット
真空ユニットは、エジェクタ、真空ゲージ、真空タンクによって構成されます。

真空ポンプ
真空ポンプは非常に高い真空圧を発生させることが可能です。シュマルツはドライ真空ポンプ、油回転シンクポンプ、水封式真空ポンプを提供しています。

真空ブロワ
真空ブロワには羽が装備されており、エアをハウジング内に運び、加速・圧縮します。詳細はこちらをご覧ください。

真空発生器選定ガイド
シュマルツでは、アプリケーションに最適な真空発生器を選定するための選定ガイドをご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。