真空技術に求められること
高い生産量
セルの製造には、1秒以下のサイクルタイムが要求されます。加速度が大きいため、グリッパーは高い保持力でせん断力に対応する必要があります。ウェハーグリッパー SWGmは高速搬送に対応するだけでなく、オプションの内蔵センサーを使用することで、搬送中に外観やその他の検査工程をまとめて実施できます。
低い破損率
製造工程中の製品の破損の割合は、生産量に大きく影響します。そのため、セルに負荷をかけずに搬送することが重要視されています。ウェハーグリッパー SWGmは、他の搬送技術に比べ、破損率を最小限に抑えることが可能です。広い接触面と低い真空圧により、グリッパーは最小限の表面圧でワークを保持するため、製品へ負荷をかけずに搬送することが可能です。
異物混入 (コンタミネーション) の防止
生産工程中の多くのプロセスにおいて、セル表面の汚染は避けなければなりません。特にプラズマコーティングの前工程であるケミカルプロセスでは、傷や汚れは製品に悪影響を及ぼします。ウェハーグリッパー SWGmはコンタミネーションの発生を抑えるPEEK材を接触面に使用しており、繊細な表面を持つ製品の搬送に最適です。また、吸着跡の発生を抑えるマークレスゴム HT1製の真空パッドも、セル生産工程での使用に適しています。
セルの分離
セルを1つずつ搬送することは技術的に容易ではありません。非接触パッド SBSは、早い流速を発生させ、この流速を利用してワークとパッドの間に距離がある状態でも保持力を得ることが可能です。結果として、積み重なったセルを1つずつ分離し、保持することができます。また、ウェハーグリッパーのオプション SBSmは、ウェハーグリッパーの長所と非接触パッドが持つ非密閉状態の製品の保持という長所を組み合わせることが可能です。ウェハーグリッパー SWGmのセンサーは、吸着確認、距離測定、破損検出だけでなく、セルの2枚取りも検出することも可能です。ディスタック工程で2枚重ねになっているセルを検出することで、サイクルタイムを大幅に短縮することができます。