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システム設計の考え方

真空システムの設計方法について、理論から計算方法、さらに例を使用して実際の手順をご説明します。「デジタルサービス」ページにある「Schmalz Calculator (計算ツール)」を使用することで、各計算をより容易に行うことができます。あわせてご確認ください。

システム設計のフローチャート

  1. 重量・保持力等の計算
  2. 真空パッドの選定
  3. 取付部品の選定
  4. 真空ホースの選定
  5. マニホールドの選定
  6. 真空発生器の選定
  7. ソレノイドバルブの選定
  8. 真空スイッチの選定

ここでは、以下の例を取り上げて計算などを行います:

ワーク

材質: 鋼板 (パレットに積み重ねられた状態)

表面: 滑らかで段差がなく、乾いた状態

寸法:
長さ: 最大2,500 mm
幅: 最大1,250 mm
厚さ: 最大2.5 mm
質量: 約60 kg

搬送システム

使用システム: ガントリークレーンシステム

圧縮エア: 8 bar

制御電圧: DC 24V

作業順序: 水平方向のピック&プレース
1枚の鋼板をパレットから持ち上げて水平搬送し、マシニングセンタに位置決めする

最大加速度: 
X、Y軸: 5 m/s2
Z軸: 5 m/s2

サイクルタイム: 30 秒

計画時間: 
ピックアップ: < 1秒
リリース: < 1秒

Schmalz Calculator (計算ツール)

真空システムを設計するためのサポートツールとして、Schmalz Calculatorをご利用いただけます。

ワークの質量計算

真空システムの設計を適切に行うためには、ワークの質量 (m) を正しく計算することが重要です。ワークの質量は以下の式に基づいて算出することができます。

真空パッドの理論保持力

真空パッドの理論保持力の計算方法について、よく使用される3つの搬送パターンを例にご説明します。

真空パッドの選定

アプリケーションに最適な真空吸着パッドを選定するためには、ワークの状態や搬送動作などの詳しい要件を理解する必要があります

真空パッド用取付部品の選定

真空パッド用取付部品はアプリケーションに合わせて選定されます。アプリケーションの内容によっては、そのプロセスを実現するために特定の取付部品が必須になる場合があります。

真空ホースの選定

真空ホースは、吸込量や真空パッドのサイズに合わせて選定する必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。

マニホールドの選定

使用するホースの径と真空パッドの数に合わせてマニホールドを選定してください。

真空発生器の選定

エジェクタ、ポンプ、ブロワのどのタイプの真空発生器を使用するかは、いくつかの要因に基づいて選定します。詳しくはこちらをご覧ください。

バルブの選定

バルブの選定では、使用する真空発生器の吸込量と、バルブの制御電圧が重要な基準となります。

真空スイッチの選定

真空 (圧力) スイッチと真空計は、必要な機能とスイッチング頻度に基づいて選択します。

真空到達時間の計算

真空到達時間はサイクルタイムに影響し、システム全体の効率評価につながります。計算方法についてご説明します。

吸着テストサービス

シュマルツでは、計算による選定だけでなく、実際の製品やワークを使用した吸着テストも行っています。詳しくはこちらをご覧ください。

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